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私が中学に上がる頃から店の経営は傾き始めていた。
両親は元から喧嘩が多く私と弟は、いつもビクビクして見ていたけど、だんだんエスカレートしていった。
壁に血が飛ぶ事も、しょっちゅう。
近所の人が通報して警察が来た事もあった。
そんな時は、いつも祖父が私達姉弟を守ってくれていた。
小さい頃から我が家では“お小遣い”“お年玉”誕生日やクリスマスの“プレゼント”は祖父から貰う。
両親から貰った事なんて一度も無い。
私にとって祖父は、かけがえのない存在になっていた。
「私は、おじいちゃんと同じお墓に入る」
小さい頃から私は親戚が集まると、みんなに言っていたらしい。
“ちびまるこちゃん”と全く同じ状況。
もし祖父がいなかったら私はもぅこの世にはいなかったかもしれない。
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