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私と主人の住む村は小さかったけれど立った一つ、家の近くに咲いている桜は見事で、人の心を穏やかにさせていた。
私達はこの村で過ごし、夫婦となり、幸せに暮らしていた。
そう……
このまま幸せが続くものと信じて。
時代は戦争真っ只中……いつ死ぬかなんて分からないそんな中、私達は結婚をして暮らしているけれど……私にはどうしても気掛かりの事がある。主人を見ていて時より……不安でどうしようもないこと。
それは……主人が“戦争”へ行ってしまうかもしれない事実。
私は毎日仏様に戦争が早く終わりますように、と祈るしかなかった………
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