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数日後ー
主人が戦争へ行ってから私は毎日桜の木の下で仏様にお祈りしていた。
一つは死なないでということ。
もう一つは人を殺さないでということ。
最後は私の元へ帰ってきて欲しいということ。
主人がいつ帰って来てもいいように家は毎日綺麗にし、食べ物も少ないけれど高価なものを残し、いつでも料理できるように保存していた。
帰ってくる……あの人は。絶対にどんなことがあっても………………………そう思いながら私は待ち続けた……
主人のために……“約束”のために
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