プロローグ兵器と出会った日

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「いつまで続くんだこの無意味な戦争は」 空を飛ぶ戦闘機を見ながら少年…いや青年は呟いた 彼の名はカイト極普通の高校三年生だ 「いつかは終わるよ私達には関係ないしね」 カイトの横にいた少女は答えた少女の名はアンナ、カイトの幼なじみだ 二人は街から離れた小さい丘にいた 「大人の都合で始めた戦争だ、子供の俺達が巻き込まれてたまるか」 「そうだね、私達には関係ないもんね」 戦闘機が飛び交う空を見ながら二人は会話する 「あれなんだ?」 「はぅ?あれって?」 「ほら街の方向だよ…」 「っえ?」 ドゴーンその瞬間凄まじい爆発音が響いた耳をつんざくような爆音 「なんだったん…え?」 カイトが起き上がる 「何があったのよ…神様キレちゃった?」 アンナも起き上がる 二人の目の前の光景はつい20秒前と打って変わって焼け野原しかなかった 「街が燃えてる…」 カイトは走り出した 「ちょっとカイト一人にしないでよ」 アンナはカイトを追い掛けた
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