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カイトは街につくと絶望した
「家が…学校が…」
街の景色は変わり目の前にあるのは瓦礫の山
「お父さん…お母さん…」
アンナは地面に膝と手を付き倒れこんだ
「…大人の勝手な都合でこんな事始めやがってゆるさねぇ…」
「カイト…?」
「アンナここは危ないどっかに避難するぞ」
「でもどこに?」
「軍の基地ならまだ壊れてないはずだ」
カイトは丘から走って来ているときに軍の基地が無事だった事を確認していた
「わかった…よ…基地に行こう…でもどうやって?」
基地まではかなり距離があるカイト達のいる場所から車で30分ほどだ
「あれがまだ残ってたら行けるな…」
「あれ?」
カイトは歩き出した
「置いてかないでよ」
歩き出したカイトをアンナは追い掛ける
歩いて約二分着いた場所はカイトの父親の研究所があった場所だ
カイトは瓦礫の真ん中くらいに行き地面を探り出した
「何してるの?」
「すぐにわかる…あった…」
「?」
カイトが見つけた物は地面の中へと続く扉だった
まだ壊れてないらしい
カイトは安心して扉のロックを解除した
「アンナおいで」
「うん…」
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