ハジマリ
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とある荒地で一人の少年は絶望していた―。 少年の瞳に映るものは一面に広がる蠢く死体、言葉を失った少年に一人の男が手をさしのべた。 少年は男と共に荒地を後にした。 二人が立ち去った荒地には今まで確かに存在していたはずの死体達が跡形もなく消え去っていた。
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