17歳
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学校に行かなくなった私に対して、両親は冷めた態度で接した。 国文学の助教授である父、開業医の母、二人とも家庭より、仕事という、個々の世界に生きていた。 彼らにとって、家庭は、たまたま発生した、ニキビのような存在に過ぎなかった。 顔が仕事で、ニキビは家庭。 吹き出物にかまっている、余裕などないのだ。 むしろ、煩わしいのが本音だろう。 そもそも、私は望まれて生まれた子供ではなかった。
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