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えっ……
真吾はア然とした。
「敦、まじで言っているのか?」
敦はキョトンとした顔で言う。
「えっ500円ぐらいじゃないのか?」
ハァ……
敦は真剣に言ってそうだったので真吾はガラスの値段を教えてあげた。
「まじ?そんなするのかよ」
敦の声が廊下中に響く。
それもそのはずだ。自分が考えていた値段の桁が変わるのだから驚くのも無理はない。
「敦は今金あるの?」
「無いに決まってるだろ」
敦は素早くそう答えると頭を抱え込み悩みだした。
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