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悩んでいる敦に真吾はとどめをさした。
「俺 関係ないから一円も払わないぜ」
真吾のその一言で敦の顔は青ざめていく。
「頼むって、俺 金無いんだぜ」
敦は両手を合わせて真吾にお願いする。
真吾はそんな敦を見て少し哀れんだが自分だって金が無い。
と言うか真吾には全く関係の無い話だった。
「親に言えばいいだろ」
「それは絶対ダメだ」
即答だった。
「俺の親が厳しいの知ってるだろ?」
敦は目の周りを濡らしながら真吾に言う。
「知ってるけどよ、それ以外何か方法あるか?」
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