~第二章~

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・・・ ・・・ 二人の間に沈黙が続く。 キーンコーン カーンコーン 二人の沈黙を破ったのは五時間目を告げるチャイムだった。 「やっべー」 真吾は急いで教室に戻ろうとする。 んっ? 敦の異変に真吾は気付いた。 敦はチャイムが鳴っているのにもかかわらず全く動こうとしない。 そんな敦に真吾は声をかけた。 「敦、それと授業は別だ。放課後ゆっくり考えようぜ」 真吾の優しい呼びかけに敦は元気にそうだなと頷き、真吾と一緒に教室に向かって走りだした。 敦は元気に返事したが、表情は妙に暗かったのが真吾の頭から離れなかった。
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