~第二章~

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教室の前に着き、真吾は深い呼吸を一回してから教室に入った。 ガラガラガーン 「遅刻してスイマセン」 真吾は鬼ババアに怒られると思い、目をつむりながら精一杯大きな声で言う。 …… …… 教室の中はなぜか静寂だった。 何かおかしい…… いつもなら遅刻してきた人が入ってきたらたいていワイワイと騒がしくなるのに…… 何より鬼ババアが真っ先に俺に怒りに来るはずなのに…… 真吾はそう思い、恐る恐る目を開けた。
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