110人が本棚に入れています
本棚に追加
何故、真吾達は逃げていたと言うと、それは昼休みの出来事だった。
真吾達はいつも通り昼飯を早く食べ終え、友達と一緒にグランドでサッカーをしていた。
「敦、シュートだ」
「任しとけー」
敦の力強い言葉と同じようにボールも力強く一直線に体育館の窓ガラスへ飛んでいった。
バリーン
「俺は知らないからな。おっ俺も、俺も」
他のサッカーをしていた友達は全員そう言って逃げて行く。
まぁ当たり前だ。
「敦、俺も知らないからな」
「待てって。真吾、お前まで行くなよ」
最初のコメントを投稿しよう!