~第一章~

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何故、真吾達は逃げていたと言うと、それは昼休みの出来事だった。 真吾達はいつも通り昼飯を早く食べ終え、友達と一緒にグランドでサッカーをしていた。 「敦、シュートだ」 「任しとけー」 敦の力強い言葉と同じようにボールも力強く一直線に体育館の窓ガラスへ飛んでいった。 バリーン 「俺は知らないからな。おっ俺も、俺も」 他のサッカーをしていた友達は全員そう言って逃げて行く。 まぁ当たり前だ。 「敦、俺も知らないからな」 「待てって。真吾、お前まで行くなよ」
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