~第一章~

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ちょうどこの時だった。 「体育館のガラス割ったの誰だぁー」 こういう時はたいてい目があってしまう。 「お前達だな」 真吾はお前達じゃない。 と言おうとしたがその前に鬼ババアが形相を変えて走ってきた。 真吾と敦は反射的にその場から逃げる。 そして行き着いた場所がここ体育館の裏だった。 まぁ そんな感じで今に至る訳だ。 「俺まで巻き込むなよ」 真吾はそう言い、敦の方を向くと、敦は慌てた表情をして言った。 「おっおま・・・うっ後ろ」 真吾の脳裏に悪い予感が浮かぶ。 そして、恐る恐る後ろを振り向いた。
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