第三章:消失の20日間

3/6
前へ
/29ページ
次へ
 「母さん、今日幸哉んちで俺の復活パーティやってくれるってさ♪ だから今日晩御飯いらないからよろしく!」 「凜、良かったじゃな~い♪何? 今から行くの?」 母は今日機嫌がいいみたいですぐに了承してくれた。 「うん。いってきまーす」 「また行方不明とかにならないように気をつけて行ってくるのよ。 泊まるときは電話するのよ!」 …ズキン まただ…… 一瞬だけ頭が痛くなった。 「分かってるって……」 俺は足早に玄関を出ると駅に向かった。 何故か心臓は不審なリズムを刻んで、俺は落ち着かない気分だった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加