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「おっはよう!! 久しぶり!」
ドンッ
学校に行く途中、いきなり挨拶と共に背中に衝撃を覚えた。
「あ、おはよう」
一応返事をする。
声の主は俺と同じ中学校の制服を着た女子生徒だった。
「どしたの? 今日凜くん元気ないねぇ」
彼女はそう言うと俺の顔を除きこんできた。
「そう? …久しぶりだね」
俺は正直彼女の顔すら思い出せていない。学校に着くまでなんとかごまかさなければ……。
そういえば学校って
あ、「俺クラスどこだっけ?」
しまった! 思わず口に出して言ってしまった!
「あはっ!! ちょ!! 何それ!?」
彼女は必死に笑いを堪えながら俺を指さした。
しょうがない、全部話すか……。
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