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「…………………………」 「…………………………」 俺たちは病院の待合室のど真ん中で立ち止まった。 そしてお互い顔を見合わせ………… 睨まれて、睨み返して、睨み返されて、さらに睨み返して………… 心なしか、俺と達也の間では火花が散っているような………… 「…………………やめよう。」 達也が先に口火を切った。 「……………………そうだな、やめよう。」 「…………………っ…… あっははははは………」 すると達也が笑いだした。 「ばぁか、ヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ。」 とか言いつつ、俺も笑ってみせる。
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