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「水谷君、ちょっと。」 「はい。」 昼食をとったあと、俺は石井医師に呼ばれた。 「なんでしょうか。」 「いやぁ、実はね、近々うちの病院に、あるピアニストを呼ぼうと思っている。」 「ピアニスト、ですか……」 「そうだ、名前は水嶋華菜さんだ。」 「え…………」 「実はね、患者さんのメンタル面を考慮して、何か音楽会を開けないかと思ってねぇ。 誰かいい音楽家はいないかと探していたら、たまたま水嶋さんがテレビで報道されていたんだよ。 それで、ダメ元で依頼してみたら、水嶋さんはすんなり受け入れてくれたんだ。」
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