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どんどん暗くなっていく俺を見て、達也は一度大きな溜め息をついた。
そして次の瞬間、がしっと俺の肩をつかんでこう言った。
「秀二、合コン行こうよ。」
「は?」
おいてめぇ、暗い奴にかける最初の言葉がそれかよ。
「合コン行って可愛い女の子と遊んでスカッとしちゃえ。」
「…………あ?」
「女の子はな、癒しなんだよ癒し。
今の傷ついたお前の心を癒してくれる!!
な、行こう!!」
「おい、それはただ単に達也が行きたいだけだろ………」
「何を言うか。
大切な同窓生が落ち込んでるんだぞ。
俺が助けてやらないで誰が助けるんだよ。」
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