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翌朝。
小さな鞄を一つ抱えたティトと村長は村の入り口に立っていた。
「道中、魔物には気をつけるのじゃぞ。
まぁここから隣街までは安全だと思うがお主の場合、剣も魔法も不安だからのう」
「ひどっ!!ここらの魔物くらいなら全然平気だって。
じゃあ行ってきます」
そう言ってティトは村を後にした。
こうして半人前の少年のやや投げやりな旅が始まった。
この先でティトの運命を大きく変える様々な出来事が待ちうけていることを知らずに。
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