-光の皇子-

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その後 満「いいか。光。佐々木流剣術の正義は《制人剣》であり、本質は弱者を守り己も守ることにある。わかったか?」 光「ガキの頃から聞いてんだからいちいち改めんな。」 満の言葉に耳をまったく貸さず部屋へ向かった。 ?「朝から稽古お疲れ様♪はいタオル。」 光「わりぃな。茜。サンキュー」 元気よく光に声をかけた茜とは光の妹である。 茜「それにしても朝から頑張るね。」 光「俺は面倒くせぇから茜が後継ぐか??」 タオルで顔を拭きながら半笑いで質問に答える。 茜「別にいいよ♪(笑)お兄ちゃんがよければ。」 光「...結局俺がやんなきゃいけないんだよな。」 茜「もちろん!」 茜の言葉にブスっとした顔をしながらも茜の頭をポンポン叩きながら竹刀を探し始める。 光「あれ??俺のトレーニング用の竹刀知らない?」 茜「あっ。ごめん。こないだ掃除したときに倉へ片付けちゃった。いまとってくるね。」 光「いや俺が行くよ。茜も早く学校に行く支度しとけ。」 茜「あっ...ありがとう。」 茜に気をつかい光は妹を部屋へ返し倉へ向かった。
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