惜しみなく

3/5
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
───戦 其れは余りにも非現実的で 権力は一体誰のものに成るのか 皆、其ればかり─── 「伝令!馬将軍、苦戦の模様!」 「っく…分かった、今行く」 趙雲は伝令を横目に馬を走らせた。 「孟起!!」 趙雲の声に馬超は反応するが敵を倒す槍の手は休まなかった。 「伝えるなといったのに…」 ボソッと呟くのを見逃さなかった。 「後で話がある。が、兎に角この状況を逃れてからだ」 趙雲は馬超を囲んだ全ての兵を薙ぎ倒した。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!