引き裂かれる友

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(ユウリ)「大丈夫か?」 (チカ)「ええ。」 コウたちは、なるべく灯りから離れて行くことを決めた。 …!! いた。 やつらの仲間だろう。3人いる。ひとりは手にカマを、ひとりは手にナタを、ひとりはスコップを持っている。全員体格は男だ。 (アヤナ)「どうする?」 (コウ)「気づかれないように進む。」 四人は草陰を隠れながら進んで行った。 …パキ …! チカが木の枝を踏んでしまった。 (頭巾男)「あぁあ?」 (ユウリ)「まずい。俺がやつらの気を引くから、コウが二人を連れて遠くに行くんだ!」 (コウ)「ユウリ… 嫌だ! 俺だって」 (ユウリ)「コウ!! お前は二人を連れて行かなくちゃいけない。分かるか。」 (コウ)「…」 (わかってる… わかってるさ… でも、お前が…) ユウリはほほえんだ。 (ユウリ)「大丈夫だ。今までだってそうだろ? ほら、行けよ。」 (コウ)「…わかった。絶対無事でいろよ!!」 (ユウリ)「あぁ。」
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