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「な、仲間だと・・・我は損なものになるとは一言もいっとらんぞ」
傷が回復し、再び身構える白浪だが
「何いってんだ?お前俺と契約したろ?その時点でお前は俺の仲間だろうが」
そういって全く戦いの雰囲気を出さない神代が白浪のすぐそばまできて座りこんだ
ポンッと白浪の頭に右手をのっけてわしゃわしゃと頭をやや乱暴に撫で回す
「うっ・・・や、やめろ!」
その行為に驚きと恥ずかしさで頭をふって手を払いのけた白浪は神代を睨み付けたが、さっきの戦いが嘘の様な人懐っこい笑みを浮かべた神代が
「くうぅぅ!お前毛サラサラだな!もっと触らせろ!」
と超低空タックルを白浪にかまし抱きついた後、ところ構わず撫で回した
「な!何をする馬鹿者!あ、そこは触るな!うわ~~~!!!」
暴れる白浪だが神代はお構いなしにといわんばかりにスキンシップを続けた。
「ほう、お前ここが弱いのか?」
コショコショ
「や、やめてくれ~~~~!!!」
そして白浪の叫びはむなしく響くのであった
「な、何やってんだろ・・・」
カイトは取り敢えず意味不明な今の現状に突っ込みを入れた
それを才蔵は
「まあ、ようするに」
「ようするに?」
「仲直りしたってことでござるよ」
と才蔵は簡潔に言い切ったのであった
「え?」
固まるカイト・・・
そして五分後・・・・
取り敢えず二度と神代と戦いはしないという約束をさせられた白浪は渋々神代のレギオンシステムのコアの話を了承し、カイトと才蔵と合流。
カイトにはこの事は内緒にしてくれと約束して三人と一匹は学校に帰ったのだった
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