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そして授業の終わりの鐘を告げる前に生徒は教室に戻り、汗をタオルで吹いたり、微量な風魔法で涼んだりしていた
そんな中
「ふう~・・・」
レイナは汗をかいた体をタオルで拭いている。出るとこは出て締まっているとこは締まっている、そんな体に汗で服がピッチリとくっついているため妙に色っぽい
・・・・・・・
(視線を感じるわね・・・)
自分の今の状態がどんななのかをイマイチ把握できていないレイナだった。
「すっげー色っぽいな・・・」
そしてそれを見ながら何処から出したかわからないが頭の上に氷を乗っけた神代は目を細めながら呟いた
「む?おい神代!まさかレイナさんをそんな目で見てんじゃねえだろうな?」
殺気をはらんだ目でジルが此方を睨む
「わかってるって!」
焦りながら慌てて目線を前に移す神代
「ふふふ、ジルはれいな殿を好いているのでござるか・・・」
そういって才蔵は授業の準備に取りかかっている。
そしてあんなに暑かったはずなのに汗ひとつ書いていない
「お前なんで汗掻いてないの?」
不思議に思った神代は才蔵に聞いた
「ん?なに、冷気を魔力で体に纏わせといたから平気なんでござるよ」「え?」
固まる神代
そして
(ずっり~~~~~!!!)
と心の中でプルプルしていた
すると授業の鐘がなり少しして先生が入ってきた。
「は~い!皆さん席についてくださ~い・・・」
そういってその先生は教卓に歩きながら呼び掛けた。
各々その声に従い席に着く
先生は真剣な顔で
「今日は~・・・あなた達に使い魔を召喚してもらいま~す。皆さん今日は暑いんで体育館に集合で~す」
といった。
すると皆待ってました!と言わんばかりに教室から廊下に駆け出す
「あ!駄目ですよ~~~!整列して」
と担任の呼び掛けもむなしく聞く耳もたない生徒が溢れかえった
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