ー友ー

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「夜魅、いつまで遊んでいるんだ?」 冷たい声で言う 「申し訳ありません」 「お前達に期待したのが間違いだったのかな?」 「いえ…相手もなかなか隙を見せないので」 「隙があるはずないだろ?相手は和海だ」 「……はい」 「やれるのか?」 「やります」 「私を幻滅させないでくれよ」 「はい」 「おいで」 「はい」 いつもは気にもしなかったのに 今日は凄く嫌だ 何故だ… 体は道具でしかないはずなのに 「どうした」 早くしなければ 怒らせてしまったら、殺され兼ねない だけど、旦那様と翔が親子だなんて信じられない 翔はみんなから愛されているのに… 「夜魅」 「はい」 少しだけ我慢すればいい 終わったら、胡月に会いに行こう 服を脱ぎ、ゆっくり歩み寄る この手を胡月だと思えばいい そう 思えばいい…
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