ー闇ー

24/25
4048人が本棚に入れています
本棚に追加
/861ページ
「翔、元気そうだな」 『まぁ~ね』 「で、何か話でも?」 『ああ……プッ』 「ん?」 『ごめん、つい…』 「何だよ」 『この部屋は庭が近いだろ?』 「ああ」 『ホントは違う話があったんだけど、それはもういいや』 「ん?」 『冬矢…耳を澄まして』 「?」 (だから……鈍感…) (手を……ウルウル…) 「なっ!」 『お前…えんうを放置か?』 「いや、そういう訳ではないんだが…」 『可哀相だろ』 「ん」 『あいつらなりに、必死に考えてるんだから』 「ま~な」 『まぁ、お前は鈍感じゃないけどね』 そう言って笑う 「なんかさ…初めての時は、半分無理矢理だったから」 『ああ…諦めさせようとしたのが逆効果だったってやつね』 「ああ」 『でも、お前は好きなんだろ?』 「まぁ~な」 『なら気にすることないんじゃない?』 「そうなんだけど…」 『ったく…俺を襲った奴とは思えないな…』 「なっ!だから…それを言うかな」 『ごめんごめん』 「もう…へこむわ…」 『おぃおぃ…』 「どうしたらいいのか…」 『だったら先生に聞け』 「ん?」 『教えてやれよ、和海』 「おぃ!いつから居たんだ」 「最初からいましたけど」 「話…聞いてた?」 「はい、途中でイラッときましたけど」 「おぃおぃ」 『まぁ、昔の話は置いといて…何とかしてやれよ』 「そうですね…」 「あいつからくれば俺だって…でもな」 「無理矢理犯す!」 『おぃ!』 「駄目ですか?」 『当たり前だろ!』 「では…酔ったふりをして犯す!」 『かわらないし…』 「和海に聞くのが間違いだな」 『そう思った』 「冬矢…あなたが燕羽を欲しいと思っているなら、燕羽はそれに答えてくれると思いますよ」 そう言って和海は笑いながら、庭を見ていた
/861ページ

最初のコメントを投稿しよう!