17人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
私はこんな退屈な世界に飽き飽きしていた。
いろいろな世界を創っては潰し、いろいろな生き物を創っては殺した。
一匹の生き物の一生をずーっと眺めて暇を潰した事もあった。
生き物はいつか死んでしまう。死んでしまってはつまらない。
しかし、死ぬ様な仕組みに作ったのは私だ。
神に匹敵しないように。
私の存在が脅かされない様に。
…嗚呼、そうだ死なない生き物を創ろう。私には勝らない様に不幸の種を握らせて。そして、観察しよう。
死ぬまでを…
最初のコメントを投稿しよう!