第壱話 始まりのチャイム

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壇上に背の低い口ヒゲを生やした小太りの校長が立った。 「気を付け! 礼!」 「おねがいしまーす」 「えぇー 今日から新学期、皆休みボケをしてない事を願いますよ私は最近犬を飼い始めていやぁー可愛いのなんのって…」校長先生の話はいつもくだらない… 僕は校長の話を聞くよりも、辺りをキョロキョロして桜井さんを探した。 いた。僕の席から約7,8個後ろの席に前を見て無表情で座っていた。 「えぇーですからー皆さんも今後受験やらその他で忙しくなると思いますが、頑張って下さい。以上で私からの話は終わりにさせていただきます。」 気を付け! 礼! ありがとうございました~
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