第壱話 始まりのチャイム

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僕は小さい頃よくそこで一人戦隊ヒーローの真似事をして遊んでいた。 歩き続けて約18分ぐらい経った頃その広場に差し掛かった。すると、そこには一人の女子中学生が制服のまま片手に30cmぐらいの木の枝を持ち、立っていた。近づいてよーく見ると… 「桜井さん…?あんな所でなにしてるんだろう?」 と思いながら近くにあった岩の陰から見ていた。 すると、彼女の手が青白く光り出し辺りはまばゆい光につつまれた。僕は見ていられずに、目を覆った。光が消えて目を開けると、彼女の手には… 日本刀? なぜ?木の枝のはずじゃ…?すると、どこからともなく、学らんを来た中学生が約10人出てきた。彼女はその手に持っている日本刀で彼らをズバズバと切っていく。 「こ…これは…戦国無双!いやいや、人殺し!?なぜ?Why?」 僕はなにがなんだかさっぱり分からない…しかし、よく見ると彼らの目は赤く普通ではない…「何だこのアニメやマンガのような人達は… ここは現実だよな… イタタタタ…」僕はほっぺを引っ張ってみた。痛かった。「これは夢じゃない…現実味がないけど現実だ…」すると後ろに何か気配を感じた。とっさに振り向くと桜井さんが戦っていたあの中学生が目の前に立っていた。赤い目を光らせながら… 彼の手が近づいて来る… 「嫌だ…まだ死にたくない! まだやりたい事が沢山あるんだ!」
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