【十一歳】

4/6
前へ
/74ページ
次へ
キーッキーッ 無言で、ブランコをわざと大きく揺らす。 みゅうは自慢のふわふわの毛を逆だてると、《にゃわーん》変な鳴き方で、おじさんを威嚇する。 孤独感へと導かれたおじさんは、大概これで逃げて行く。 だけど、この日はあまりにしつこかったの。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加