【十一歳】

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そんな時は、ブランコを飛び降りて、おじさんを睨み、こう警告してあげるの。 「誰の娘に声かけとんか、わかっとんな。はよいねや。迷惑なんじゃい。」 こどもの使う言葉ではないのは百も承知だけど、仕方がない。 あたしとみゅうを守るためだから。 走って逃げて行くおじさん。 みゅう、無事でよかったね。
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