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「……はて……そこで何をしておる、フェイト?もしや寝坊したとは言うまいな?」
ゲン師範の眉がピクピクと震えていらっしゃる……。
この状況、観衆が帯びていた熱が急速に冷まされ、辺りは静寂に包まれた。
しかし、息があがって顔を上げられないフェイトはそれに気付かない。
「はぁっはぁっ、そのまさかです、ははは、はぁっ、寝坊しちゃいましたっ」
笑って誤魔化そうとしたフェイト。
この後、その選択が誤っていた事を後悔する事になる。
もちろん、ゲン師範の鉄槌によって。
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