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優香)「ねぇ、俊哉君。
パーフェクトって何?」
俊哉)「ん?
完全試合の事だよ。
ヒットもランナーも出さずに投げきった試合の事。
でも真は3回に1つと、
5回に2つ四死球出したからパーフェクトじゃないな」
奈波)「でもまだ真君、打たれてませんよね?」
雄大)「ヒットを打たれなかったらノーヒットノーランだ」
《バシィイ!》
審判)「ボール!2-2!」
敵投手)「ハァ…ハァ…ちっ」
真)「……(相手投手…バテて来たな…?
まぁ俺もなんだけどね。
とりあえず…チャンス!)」
《ビュン!》
真)「――…っ!」
《キィィイン!!》
敵投手)「あっ…!」
俺は内角のストレートをセンター返しでヒットした。
青山)「よし!
ノーアウトのランナーだ!」
審判)「タイム!」
青山)「え?」
俺は塁審にタイムを願い出て青山さんのとこへ向かった。
真)「青山さん。
ちょっと良いッスか?」
青山)「あ、あぁ…」
俺は青山さんに耳打ちをした。
青山)「――…上手く行くのかい?」
真)「どうせ下位打線なんだ。
やってみたって損はねぇっしょ?」
青山)「……わかった。
それで行こう」
真)「んじゃ、指示出しといて下さいね」
俺は青山さんが頷いたのを確認してから1塁に戻った。
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