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『6番――…』
俊哉)「シングルか…下位打線だし、得点は難しいぞ…」
雄大)「でもこの回で1点入るとかなり有利になるよな?」
俊哉)「あぁ、向こうさんは4番で攻撃を終わらせたからな」
――…
真)「……(狙うなら…初球だ!)」
敵投手)「――…っ!」
《ビュン!》
真)「よし!」
《ダッ…!》
俺は投手が投げたのを確認し、2塁への盗塁を試みた。
敵捕手)「ちぃ!」
《バシィイ!ビュン!》
敵の捕手は球を取って素早く2塁へ投げる。
《ザザァーッ!》
審判)「セーフ!」
青山)「よし、盗塁成功だ!」
真)「っしゃあ!」
俺はガッツポーズをしながら立ち上がった。
俊哉)「まさか初球盗塁なんて…
この後のスタミナを考えればありえないだろ…」
雄大)「でも、これでノーアウト2塁!
先制の大チャンスだ!」
《コン!》
青山)「よし、ナイスバント!」
続く6番がバントを決めて俺は3塁まで進んだ。
真)「ハァ…ハァ…(絶対に…点を取る…!)」
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