レギュラー

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あれから俺はキドリン指導のもと山川と一緒に20㌔マラソン、ピッチング、フォームチェック、守備練習などをした。 (少しは上手くなったようなきがする…) そしていよいよ今日スタメン発表だ。 長谷川が集合をかける。 いよいよだ。 「えー、みんなもわかってるように今日レギュラーを発表する。呼ばれたら返事をするよーに。 では発表する。」 俺はごくりと唾をのむ。 「………………………… 1番ショート町田 2番セカンド中川 3番サード長谷川 4番ファースト笹岡 5番ライト竹田 6番ピッチャー鳴宮 7番センター石川 8番キャッチャー荒川 9番レフト染谷 以上だ。」 よし、6番かぁよかった~じゃねーよ、何故俺が先発??ピッチャー経験0だよ俺?? キドリン何考えてるの?? と頭の中で0,1秒で考えた。 「お前が先発かよぉ~、頼りねぇ~。」 俊明がちゃかしてくる。 「あと山川は鳴宮が崩れたらすぐいくから準備しとけよ。」 (…なんかほっとしたようでなんかうざいんですけど) 「だってさ~よかったなぁ」 俊明が嫌味ったらしく言ってくる。 「お前ちょっと黙れ」 「お~、誠治君こわ~い」 俺は呆れて言葉がでなくなった。 緊張とプレッシャーが一気に重なった。
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