眠り

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そこまで考えた後 一つ小さく深呼吸して おもむろに口を開いた 「…アタシ…12時までに寝ないと次の日 肌がめちゃめちゃ荒れるの…だから…」 彼から目を反らして言うアタシのあまり上出来とは言えない言い訳を 彰はただ黙って聞いていた ……やっぱり嘘くさいかな 不安が胸を満たした時 … 「(笑)ふ… そっか… まあ早寝は良い事だよな… 夜遊びしない女なら俺も安心だし!」 はあ… 安堵のあまり思わず大きく息を吐いてしまい 慌てて取り繕うように彼に言う 「あ……彰の…あなたの事も知りたいな! 好きな食べ物とか! 好きな女のタイプとか! 教えて!」
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