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すると彼は髪を撫でていた手をアタシの頬に移し
指先で
つーっと頬を撫でながら
「…好きな食べ物はお前が作る物…
好きなタイプはお前…
…今日からそうなりました」
!!
笑いもせずにそんな事を言う男に
心臓が口から飛び出すんじゃないかというほど驚かされた
本当にこの人
一般人だろうか…
こんな事真顔で言えて…
それがキザにもギャグにもならない男なんて
アタシは知らない…
ああ…
アタシは凄い男と付き合えてしまったようだ…
アタシはこの時
おそらく初めて…
自分の人生に感謝の念を感じた…
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