眠り

39/43
前へ
/999ページ
次へ
[なんだよそんなびっくりして(笑)] 小さく笑ってアタシのおでこをチョンと軽く突く彼に 自分もようやく笑顔を取り戻し軽く言う [だって(笑)彰があんまりカッコいい事を言うからさ…(笑) 彰って… なんか凄いね…(笑)」 彼はテーブルのワイングラスを取り上げ 一口飲んで 「凄いのはお前♪」 と呟く ? はて? アタシの何処が?? 不思議がるアタシを見ず 彼は一つため息をつき ソファーにもたれ天井を見上げ ポツリポツリと言葉を紡ぐ 「数分ごとに好きになって いくのがわかる… お前の笑顔 お前の声 仕草… 言葉… 他の女には感じた事ない ほど強く惹かれてく なんだこれ?(笑) 俺どーしたんだろな…」 … そーだよ… 彰… アタシなんかにどうしてそこま… ! 戸惑って俯けば いきなり抱き締められる 「わかんねーけど理由なんてどうだっていい… 姫乃… 俺…お前が好きだ… 怖いくらいにお前が好きだよ…」 ! … 本日三回目のキスは甘いワインの味がした…
/999ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1330人が本棚に入れています
本棚に追加