プロローグ

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[いらっしゃませ~] 皆で一斉に言って席を立つ まだケータイに向かうさやに [さや(笑)お客さんだよ] と言って改めて 入ってきた客を見て !!! アタシは驚愕した! 彼だ!! なんという僥幸!! ああ… 神様ありがとう 後ろではさやが 「うぉ!!!めっちゃイケメン!!しかも二人!! ヤバイ!!!!」 と叫んで 何故か更衣室に引き返していく 多分化粧を直しにいったんだろう 出てきた後はツケマが二枚に増えてるはずだ…(笑) あ! そんな事より愛しの君! アタシは慌ててカウンターに入り おしぼりを出そうとしたが 既に店の古株 ピン子が おしぼりを手にアタシを押し退け 二人連れの客が座る テーブルへ急ぐ おのれピン子…ピン子のくせに… あ ちなみにピン子というのは例の女優に似ているからと さやがつけたあだ名で ホントは可憐という(笑) 何処が…か… いや やめておこう アタシとて 人の事をいえるほど ごたいそうな顔をしているわけではない 皇は… 世界一可愛いとか 言ってくれるけど…… それはとてつもない身贔屓だ… だって 皇はアタシにとても甘いから…
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