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やがて飲み物が運ばれて来て
小さく乾杯したあとに彼はデンモクを手に取り聞いてくる
[何歌う?]
[あ!アタシ歌はあんまり!…(笑)彰歌ってください」
そーなのよん あんまり歌は得意でないの…
じゃあ何が得意かっちゅーと…
オトコ…タブラカス コトグライ…
あ…
又いやな幻聴…
でも…
今は気にしない事にする
だってこんなに素敵な人が横に居てくれ…る
[姫乃?…どーかした…
」
!
我にかえったアタシは慌てて笑みを顔に張りつけて
かぶりを振る
「あー!なんでもないない!
ね?!彰 ラルク歌える?アタシ好きだったんだあー
」
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