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「なにこれぇ!」
生まれて初めて見る巨大ペットボトル……ではなく、目の前には先程猫が通って行った穴が。
(これなら通れるけど、私が縮んじゃったの? じゃあ……もしかしてまどかも、これを飲んで?)
丁度読める位置にラベルの説明書きがあった。大きな文字に手を置きたどる。
「体が縮むことがあります……飲みすぎ注意ぃ?」
ありえない! とペットボトルを思い切り蹴飛ばしたが、コロコロと転がっただけ。
果菜は光差す穴の向こうを睨みつけた。
光の向こうから声が聞こえる。
――ニャアオ。
『かなぁ』
(こうなったら仕方ない、行くしかないよね。まどか、待ってて!)
果菜は頭をぶつけないよう身を屈めて、穴の奥へ進んだ。
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