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隕石の脇におじいさんがうつむいて倒れているのがみえた
ガラフ「う…」
バッツとレナが急いで歩み寄る
レナ「大丈夫?」
年のわりには曲がっていないであろう腰を起しはじめた
ガ「ん…??
ここはどこじゃ?」
そのじいさんが口を動かすたんびに長くすっかり白髪になってしまった髪と同じ色の髭が生きているかのように動く
ガラフ「あいたたた……頭をうったようじゃ
ありゃりゃどうしたんじゃ
おもいだせん何も思いだせんぞ!!」
よぼよぼの手で頭を抱え必死に思い出そうともがくがなぜかわからない
『頭を打ってまさか記憶喪失?』
ガ「ん!そうじゃあわしの名前はガラフじャ!」じいさんはバッと立ちうれしさのあまりスキップと謎のダンスをしはじめた
レナ「ほかには?」
ガラフ「……だめじゃ…名前以外の事わ何も思い出せんぞ…」
先ほどの元気がなくなりすっかりしずんでしまった
レナも暗い顔で
レナ「本当にごめんなさい。急がなくてはならないの…」
『ドコ行くんだ?』
レナ「風の神殿に」
ガ「風の神殿!!わしもソコに行かなければならなかった気がするぞい!!
わしも行くぞい!」
ガラフに確信ではないが希望の光りがさしこみ先ほどの元気を取り戻した
レナ「でも……
バッツあなたわ?」
とっさに聞かれ
まだ心の準備をしていなかったバッツ
『おれはたびを続ける』
ふいにいってしまった
レナ「バッツどうもありがとう!さよならっ」
ガ「さらばじゃ」
去ってゆく二人の背中をボコとバッツで見送りながら
ちょっとまずかったかなあ~と後悔をしていた
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