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ガラフの大胆なアイディアによりこっそりいただくことにした三人は
海賊が寝て居る姿を横目に
今のうちだ!!
っと海に浮いている海賊船に忍び足で勝手に乗り込む
『よーし出発だあ!』と張り切って舵をとろうとするが
シーン…
風がないためやはり動かない
ガラフ「バッツ…どうしたんじゃ?」
バッツは首をかしげて
『ダメだ。全然動かない。どうなってるんだ?』
さっきは確かに動いてるのをこの目でみたのになと考えていたら
ファリス「何してる!!」
一同は心臓が飛び出るほどビク-リする
恐る恐る声の主の方を向くとおかしららしきヤツと子分達がバッツたちを取り囲んでいた
ファリス「オレの船を盗もうとは、随分と大胆なヤツだ!」
パープルの長い髪をして何人もの子分を引き連れたおかしららしきやつ
─ファリスは海賊の命の船をとられそうになり怒り心頭にはっしていた
それをみたレナは静かに前に歩みでる
レナ「…私はタイクーンの王女レナ。かってに、船を動かそうとしたのは誤ります」
『王女…』
ガラフ「…様!?」
突然のレナの発したたった三文字の言葉に二人は顔を見合わせて唖然とする
レナ「お願い!船を貸してください!風の神殿に行かなければならないの!お父さまが危ないの!」レナの必死の頼みをおもしろそうに見て居たファリスは
ファリス「へぇー、タイクーンのお嬢様かい、こりゃあイイ金になりそうだぜ!」
『やめろ!』
それを止めようとするバッツ
レナがファリスにちかづき
「お願い!」とねばろうとした
その時レナの胸元にある庶民がてをのばせないほど高価そうなペンダントがピカリと反射して光った
ファリスのグリーンの瞳はそれに目をうばわれた
ファ「そのペンダントは…」とつぶやくと
ファ「そいつらを牢屋へぶち込んどけ!!」
といい
『やめろぉ-!』と抵抗するバッツ達を子分が縄でしばりあげ船の地下にある牢屋に閉じ込めてしまった
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