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いつの間にか榛名に挿さっていた人工物は抜け落ち、代わりに再び背後から、もう一人の怜史が榛名を穿つ。
「あ、は、んっ、怜史、お、願い、イかせっ……、外して……、あ、ぁ……」
二人の怜史に挟まれた榛名が己の戒めを自分で解く事も忘れて懇願する。
「榛名さん、……俺だけのモノになって」
「うん、ん、ぁ、れ……じ……」
だらしなく口を開いたまま、榛名が何度も首を縦に振る。
「俺のモノ以外でイかない、って約束して」
「ぁ、ぁっ、ぁ、ん、うん、ンんっ、……っ」
約束とばかりに榛名の唇を塞いだ。同時に背後の怜史が榛名の肩口に歯を立てる。
「あぁっ、あ、怜……史、も、っ、……し、ぬも……ぁは、……」
肩に食い込んだ歯は肉を破り、一筋、赤い血が榛名の背を伝った。手探りで榛名の雄に手を伸ばし、ようやく榛名に食い込む戒めを外してやる。
「あ、っは、い、イ、っく、怜史っ、も、……ンんっ!」
榛名がびくん、とのけ反り、同時に解放された猛りから、白濁を迸らせた。
「榛名さん、っ、もう、誰にも渡せねーから……っ」
榛名を強く抱き締めて、二人の怜史も榛名の中に、その欲望を注ぎ込んだ――。
「……あー……信じらんねー俺……願望? つーか……中高生か俺は……」
半目で己の下肢を見下ろして、怜史は遠くなりそうになった。
「中高生じゃあんなエグい夢見ねーか。……風呂入り直そ。でもまぁ……イイ夢見たな……」
榛名さんごめんね、と携帯に向かって独り謝って、怜史は気分的にどっと疲れた身体を引きずるように再びバスルームへと向かった。
終
怜史の脳内、最後までお付き合いありがとうございますたm(_ _)m
「ほんわかBL的。」よろしければパソからもお越しください・
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