死の瞬間に何を思う

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 なんで?  俺が何をした? 死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない  でも、俺は死ぬ?  なぜ?  俺の横には先ほど首を刺された女の人が横たわる。  既に目の光は無い。  死んでいる。  身体の奥からゾワゾワとした感覚が、逃れられない死の恐怖が全身を駆け巡る。  怖い。  なんで俺が死ぬ?  悪党だっているのに。  俺が何か悪い事をした訳じゃないのに。  なんで死ななきゃならない?  なんで俺なんだ。  目が霞む、周りの音が遠くなる  既に、痛みは無い。 ヒュウ ヒュウ  ――あ…… 寒 い  自分の血が温かい。 嫌だよ、しにたくない。 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 『い……や……だ』 そう言いたかったが、出る音はやはりヒュウと言う空気の漏れる音だけ。 ああ 暗い そうか 誰でも簡単に死ぬんだ。 何をしたとか、善人だろうが悪党だろうが関係ない。 いつでも死ぬんだ。 段々頭がボーッとして、考えるのが面倒くさくなる。 ああ そうだ…… 来週は飲み会があったな あと……は…… 何……だっけ……? ああ 死 に た く な い ……………………
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