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背中を引っ掻く痛みさえ愛しく感じた。
密室に二人きりの空間。
彼は静かに歩み寄り追い詰める。
そっと壁に手をつき唇を寄せた。
少し驚いた表情を見せ、目を閉じる仕草が可愛かった。
交わす口付け。
徐々に濃厚になってゆく。
飲みきれない唾液が淫らに口から滴れる。
きつく抱き締めれば小さく抱きかえしてくる。
声を殺すように唇を噛み締めていた。
「可愛い声聞かせてよ…。」
静かな夜に聞こえる甘い息と声。
軋むベッドの音は……(ry
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