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「先輩、顔面白いですよ~♪」
蹴り飛ばされた時の顔に爆笑。
「波瀬、確かに言えてるな」
くすくすと笑いだす。
「笑うでない!!」
弾かれたように起き上がる。
かなり打たれ強い。
「ひゃ!?なっなに!!なんなの!?」
本気で蹴り飛ばした相手が
何食わぬ顔で起き上がって
きたら驚くのは仕方ない。
(あれくらいで倒れる私では
無いわぁ――!!!ふっふっ…)
「やぁ―!!!来ないでよ~」
半泣きで駆け出す。その後ろを
ストーカーのように追いかける。
「友貴、これ運んでくれる~?」
状況は無視のようだ。
「えっ…あ~分かった」
しどろもどろしながらも運ぶ。
「部長さん…可憐だ」
さらに間が抜けている。
「はぁ…どうなってるのよ…」
周りを見渡して呆れている。
「あはは~えっと…これで
いいのかな…??」
陽美はそうつぶやいていた。
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