バラバラな合宿

7/8
前へ
/337ページ
次へ
「先輩、顔面白いですよ~♪」 蹴り飛ばされた時の顔に爆笑。 「波瀬、確かに言えてるな」 くすくすと笑いだす。 「笑うでない!!」 弾かれたように起き上がる。 かなり打たれ強い。 「ひゃ!?なっなに!!なんなの!?」 本気で蹴り飛ばした相手が 何食わぬ顔で起き上がって きたら驚くのは仕方ない。 (あれくらいで倒れる私では 無いわぁ――!!!ふっふっ…) 「やぁ―!!!来ないでよ~」 半泣きで駆け出す。その後ろを ストーカーのように追いかける。 「友貴、これ運んでくれる~?」 状況は無視のようだ。 「えっ…あ~分かった」 しどろもどろしながらも運ぶ。 「部長さん…可憐だ」 さらに間が抜けている。 「はぁ…どうなってるのよ…」 周りを見渡して呆れている。 「あはは~えっと…これで いいのかな…??」 陽美はそうつぶやいていた。
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!

381人が本棚に入れています
本棚に追加