381人が本棚に入れています
本棚に追加
/337ページ
(ここから眺める景色は世界を
超越した気分にさせてくれる)
※実際には無理だよ。
(住んでる街は異常なほどに
豪華でキラリキラリしている)
※輝いているってこと
(だが、今いる場所も同じく
山に囲まれており、助けを
呼んでも簡単には来てくれない)
(まるで箱入り娘のように…)
※刑務所の方が分かりやすい
さっきから私の解説を侮辱して
いるのはどこの誰だー!?
男ならぶっ飛ばしてくれる!!
女なら紳士的に接して……
「………」
黙ってみている可憐な少女。
「……あの~」
(声をかけてきたではないか)
「なにかね?」
(歯を輝かせ紳士的に決める)
「ははっ…先輩、また心の声が
口にでてますよ」
「なにっ!?またやってしまった
か!?君はいつからそこに…??」
頭を抱えてうずくまる。
「超越とかキラリキラリとか
誰かへのツッコミとか紳士的に
とかを聞いてました♪」
天使のように頬笑む。
「…!?最初からじゃないか!!
誰にも言わないでおくれ~
俺たちの仲じゃないか~」
お慈悲とばかりにすがりつく。
最初のコメントを投稿しよう!