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下まで下りてくると一人一人
割り当てられた作業を黙々と
手際よくこなしている。
「やぁ~諸君、頑張ってるね!!
部長は嬉しいぞ~」
気楽な雰囲気を醸し出しながら
全員に聞こえるように言った。
(皆をねぎらった言葉…完璧だ)
「永見(ナガミ)…ナイスだ」
「永くんいつから部長に~」
「…………」
「亮はなにもしてないでしょ!!」
「亮…いなかったじゃないか!?」
それぞれにツッコミを入れる。
「だんまりを堂々と決め込んで
いるのは誰だ!?希紗、あの頃の
魂はどうしたんだ―――!!」
熱くなり近づいていく。
「私に近づかないでぇ――!!!!」
睨み付けながら顔面にまわし
蹴りがクリティカルヒット。
プロペラのように高速回転で
ぐるぐると廻っている。
「ぐぁぁぁっ――!!!!」
数メートル吹っ飛ばされた。
(いい蹴り…してやが…る)
意識が消えかかっていく…
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