日常

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ここは今よりずっと先の未来の地球。人類の生活を楽にしようと努力してきた学者たち。それに伴って自然破壊も進行 そのおかげで絶対零度の氷も溶け、海面がどんどん上昇した。今では地球の九十パーセントは海となった 人類の大半は違う惑星に移動して生き延びている。まだ残っている人もいるが… 「やべぇな…」 今嘆いているのは琴原千秋(コトハラ チアキ)。地球にいる人類の一人。こう見えても男だ。名前の由来を聞いたら、だって女の子がよかったんだもん…だって。生まれてきたことを後悔するよ… 「どうした千秋?」 こいつはいつも一緒にいることが多い渡邉一平(ワタナベ イッペイ)。調子に乗ることが多いが、意外といいやつ 「おぅ、イペタン。いたのか」 「そのイペタンっての止めてくんねーかな…」 高校から同じこともあって、そのあだ名を知っているのはオレだけ。恥ずかしいから止めてくれと言われてるがたまに使うのはありだろう 「イペタン…今日でお別れだな…」 「は?お前何を言ってんだ?」 「オレ…単位が取れてねぇ…」
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